シルクロードで骨折して入院 〜入院生活編7〜

初めての方は転落編からお読みください。

引き続きテレビばなし。さらっと流します。

私と爺が良く見た陈赓大将は反日風味の番組でした。

こういう番組は私に配慮して遠慮してくれるのかと思ったら、爺は結構楽しみに見ているようです。私も望むところで、毎回ワクテカしながら放送を待っていました。

抗日戦争のシーンで登場する日本兵。それを奇策で制する陈赓大将。逃げる日本兵...

大河ドラマばりに気合いの入ったシーンです。そこで日本兵の発するのは、

チョーたどたどしい日本語

おいおい。こんなとこでケチるなよ!

もう一つ真情不眠之父亲というお涙頂戴的なドラマも見ましたが、これは別にネタは無いのでパス。個人的なメモとしてあらすじを書いておくと、

友達にそそのかされて人を殺してしまった息子が、友達とともに逃亡。それ息子の父親が捜索に出かける。なんとか息子を見つけ出し、自首の説得に成功する。

根はいい息子だけに模範囚として賞が与えられることになった。是非この晴れがましい姿を見てくれということで表彰式に父親を呼んだが、父親は来なかった。

実は父親は病におかされていたのだ。

それからも父親から日々届く手紙を糧に監獄での暮らしに耐える息子。そして出所の日、息子が知ったのは既に父親が死んでいたと言う事実。父親は自分が死んだあとも手紙が届くように書き溜めていたのだ。

という話でした。ハイ。

続く

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シルクロードで骨折して入院 〜入院生活編6〜

初めての方は転落編からお読みください。

部屋を一人で占有していたときは、ヒマなときにはテレビ (特に歌番組) を見てましたが、爺が来てからは、一応は敬老の精神ということで自粛していました。

ああ、私のテレビが...

と思っていたら、

爺自らテレビつけまくり

です。同居人である私の同意を得ることも無く、リモコンを取り出して、スイッチを入れていました。

しかし、これは私にとっても好都合でした。単に暇つぶしということもありますが、これまで中国でテレビをじっくり見ることはありませんでしたし、中国人がどういう番組を見るのかを知るチャンスです。

爺の好みは圧倒的にドラマのようでした。ニュースとかバラエティには関心が薄いらしく、必ずと言っていいほどドラマです。その中でも一番のお気に入りが「西遊記」。これなら私にも大まかな話が分かるし、ちょうど良かったです。

中国の西遊記は良くできていました。合成とかはイマイチなものの、アクション (カンフー) シーンは躍動感があふれていて、私もわくわくしながら観ていました。更に孫悟空のいかにもサルっぽい動きもすごくいいです。なんだか日本の西遊記が切なくなってきました...

そしてめでたしめでたしとなった後のエンディングテーマにあわせて歌う爺。私も良かった良かったと余韻に浸るのでした。

新疆自治区人民医院 病室


続く

※余談
日本に帰ってきて調べてみたところ、孫悟空の役者さんは「六小齢童」さんというそうです。一見の価値はあると思います。師父!
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シルクロードで骨折して入院 〜入院生活編5〜

初めての方は転落編からお読みください。

「ちょっと出かけてくるから」と私が言うと、「うん」、とうなずく爺。

入院生活の良し悪しに、どんな人がルームメイトになるかでも決まります。爺はお節介を焼きすぎるでもなく、かといって突き放すでもなく、ちょうどいい距離感で私に接してくれました。

こんなことがありました。爺が飲むヨーグルトを差し出してきました。飲めということのようです。ありがたくもらうと、爺は爺でもう一本の飲むヨーグルトに口をつけました。部屋の中にストローのズズッていう音が響きます。

いつもいつも何かもらっていたら重荷に感じてしまうのですが、爺の場合は、気まぐれっぽく何かしてくれるので気が楽ですみました。

入院生活のルームメイトとして更に嬉しいことは爺が


テレビっ子


だったということです。

続く

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シルクロードで骨折して入院 〜入院生活編4〜

初めての方は転落編からお読みください。

順序が逆になったりしますが、、まったり系の話題を先に書いてしまいます。

入院して5日目、8月1日に新しい患者が部屋に入ってきました。初老の男性 (以降爺と呼びます) です。それまでは、部屋を一人で使っていたので、もしかして

ずっと特別扱いしてくれるのでは

なんて淡い期待もありましたが、二人部屋を一人で使い続けるのは無理でしたね。一人で使っていたときは好き気ままにさせてもらったのですが、やっぱり気を使います。年長者には敬意を表さないといけませんしね。

そもそも私が入った11Fは本当はお年寄りのための病棟のようで、考えてみると自分以外の若い患者はいなかったです。

たまに。いや頻繁に爺の家族がやってくるのですが、奥さんらしき人から、孫らしき子供まで大勢でやってきます。で、どうしても外国人患者の私が気になって仕方ないようです。

まあお互いヒマなので、爺の妹(?)に唐詩の読み方を教えてもらったり、息子(?)と英語で話したりしました。しかし、ウルムチの民間人と英語で話せるとは、中国も変わったなあと思います。

続く

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シルクロードで骨折して入院 〜入院生活編3〜

初めての方は転落編からお読みください。

※入院初期は記録と記憶がありませんので順不同です。

入院中は、朝昼晩と食事を持ってきてくれました。食事前になると病院の給食おばちゃん (ウイグル族?) がやってきて、「何が食べたい?、牛乳は?、卵は?」とリクエストを聞いてくれました。

最初の頃は、あまりリクエストもせずに大人しくしていましたが、せっかくウルムチまできたのだから、「ならでは物が食べたいっ!」と要望してみたところ、ラグ面とか、ポロとか持ってきてくれました。さすがにシシカバブはダメと言われましたが。

(左の写真がラグ面です。)
病院での食事1 病院での食事2


器は身の回りの世話系のおばちゃんに貸してもらえたので、汁物も食べれました。汁物はビニール袋に入った状態で持ってきてくれるので、器にかぶせるようにして食べるわけです。

食事の印象をいくつか。

第一の印象は「量が多い」こと。ただでさえ運動しないので、お腹が空かない上に、日本で普通に食べる一食を超えた量が出てきました。結果もったいないと思いつつ、何度か残してしまいました。

第二の印象は「油っぽい」こと。日本の病院食といえば、さっぱり系という印象がありますが、さすがにここは中国です。出てくる料理もウイグル料理か、中華料理。容赦ない油っぽさです。油っぽくない料理を要望しても、何故か油っぽいのがでてくるので、最終的には一番口に合ったワンタンスープみたいな料理を連続でオーダーしていました。「ふぉんどぅー」とか言っていたかな?

ところでナースステーションのホワイトボードには、
「16番ベッドの患者には食事を配膳すること」
みたいな事が書かれていたので、多分私を特別扱いしてくれていたのでしょう。感謝してます。

続く

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プロフィール

中華狂詩

Author:中華狂詩
初の海外で訪中以来、なぜか中華のとりこに。
訪中経験9回の微妙な中華狂。
東京在住の20代SEです。

2006夏シルクロード旅行中にカナートに落ちて骨折し10日間入院。

またの名は takavoid .

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